ルミナリエ
2009年フロントーネ
2009年12月20日更新
今年も神戸ルミナリエに行ってきました。
このイベント、クリスマスシーズンに行われる、きらびやかな観光客目当てのイルミネーション・ショーと思われがちですが、もともとは1995年1月17日の阪神・淡路大震災の鎮魂の為に始められたイベントです。
あの震災を経験していない人にとっては、クリスマスシーズンにきらびやかなイルミネーションを楽しむ為の場所なのでしょうが、あの震災を経験した身にとっては、少なくともルミナリエの光を見る時にはあの日の事を思い出し、家族や知り合いと話し合う良い機会にもなっています。
おかげで1996年の第2回以降欠かさずお参りならぬルミナリエ詣でをしています。
人気は点灯の瞬間でその時間には大変な人出で大混雑になるそうなのですが、残念ながら僕はそんな時間には訪れた事も無いので混雑の度合いすら判りません。
大抵、消灯間際の時間に行く事にしているので、そう酷い混雑には見舞われた事も無いのです。
振り返ってみると14年分の写真が残っていました。
つまり震災からそれだけの年数がたったと言う事。
月日の流れを感じます。
歳もとる筈です。
撮影機材も、MINOLTAの一眼レフ X-500から初期のデジカメ DiMAGE S-300、そしてSONY α-100と変わってきているものの、ほぼ一貫して毎年同じ様なアングルの写真を撮ってきたのは自分でも驚く限り。
毎年資金難の為、開催が危ぶまれていますが、是非とも鎮魂の為にいつまでも続けて欲しいと願っています。
一時期、東京でも真似をして、東京ミレナリオなるイベントが行われていました。
行った事はありませんが、単に客寄せの為のイベントの様に思えてなりませんでした。
ルミナリエにもその危険性が無い訳ではないのですが、せめてここを訪れる時くらいは、阪神・淡路大震災の貴重な経験に思いを寄せて行きたいと思っています。
神戸ルミナリエ写真集
左より、フロントーネ、スパッリエーラ(東公園のメイン)、スパッリエーラ(東公園東側のプロムナード)
(注:2001年除く)
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
この年からスパッリエーラが環状になりました
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
左 HTB『おにぎりあたためますか』で大泉さんたちが見た時の光のカッサ・アルモニカ(2006年)、右は今年のもの
お気に入りの撮影スポット
2005年
左より 2006年、2007年、2008年
2005年にフロントーネの近くに建物のガラスがうまく反射してくれる場所があるのを発見!
以来お気に入りの撮影スポットです。フロントーネが2倍楽しめます。